昔の資料を整理していて、新聞の切抜きを見つけた。
1994年の読売の夕刊に掲載された河合隼雄先生の記事。
「深い悩みに耳傾け治る力にゆだねる」
先生がどうして仏教に興味をもたれたか、それがどう臨床に関係があるのかというインタビュー記事。
その中で次のように語られている。
「私のところへ来られる患者さんは、ノイローゼの人とか子供の登校拒否など、人生の深い悩みの中で動きがとれなくなっている。だから、その悩みを解決するには、その人が通常意識的に考えているのとは異なる次元で問題を追及することが必要です。」
その手段として、夢について話してもらい、その夢について考えてもらうということをやられている。
「ひたすら相手の話に耳を傾け、もつれた心の糸を解きほぐし、本人の「治る」力に回復をゆだねる。」
これを読み返して思うのは、その人のこころ全体のもつ「治る」力への信頼。
こころ全体といったのは、通常の意識だけでなく、無意識も含めたという意味。
フラワーエッセンス療法のことを考えてみよう。
たとえば個人セッションで療法家が無意識に開かれた態度をとろうとするのは、
何もクライエントの無意識を読み取って問題の原因を突き止めてやろう、みたいなことではない。
その人のこころ全体がはたらいて、「治る」力がはたらく場を提供するためだ。
その場の中で「治る」力の種子は、フラワーエッセンスという焦点を得て成長を始める。
だから療法家の仕事は、「治る」力がはたらく場をつくることと、
「治る」力の種子を花(フラワーエッセンス)として見ることの2つだと思う。
フラワーエッセンスをセルフヘルプとして使うときも基本的にはかわらない。
自分の無意識に開かれた態度が必要だ。
開かれたというのは、通常の意識で自分の無意識を探ろうとするのとは違う。
自分の中の「治る」力、
自分の中の花の種子、
自分の内側の、自然のめぐり、
そうした自分の中にある自分を超える力への信頼と敬意を思い出そう。
毎年春に満開の花を約束してくれるサクラを見るとき
私たちの中にあるサクラの力への信頼と敬意を思い出そう。
そんな感じでフラワーエッセンスを使ってみたらどうだろう。
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