- 2010年2月19日 7:00 PM
- フラワーエッセンス | フラワーエッセンスの背景
「代替医療のトリック」について思うことのつづき。フラワーエッセンスを科学的に検証するのが難しい理由がいくつかある。今思いつくままに挙げると、以下のようなところ。
・まず、フラワーエッセンスは表面に現れた症状に対応するものではないので、あるエッセンスがある症状に対して有効かどうかという設定自体ができない。(うつ病に対するマスタードの有効性を調べても、明らかな有効性は見られないという結果に終わるのではないかと思う。逆に言えば、フラワーエッセンス療法の中で「このエッセンスでうつ病の人がよくなった」というとき、それを単純に普遍化できない。)
・フラワーエッセンスは、一般の薬剤のように化学的な影響を与えることで、ある状態を別の状態に一様に変化させるものではない。フラワーエッセンスの作用原理は「共振」。共振する側の意識のあり方によって実際の作用は影響を受けるので、この点ではプラシーボと実際の効果を分けることが限りなく難しくなる。
・言い換えると、自然科学の検証方法では薬の効果と薬を服用する人の個性を切り離すことが前提だ。人間の魂(無意識を含む心)にはたらきかけるフラワーエッセンスは、服用しているエッセンスのテーマにどのように意識を向けているかということが、エッセンスの作用に影響を与える。
・医療や療法の多くは治す側と治される側が明確に分けられ、「治す」ことに重点が置かれるが、フラワーエッセンス療法にはそうではない面がある。フラワーエッセンス、プラクティショナー、クライアントのそれぞれの関係性が重要な要素になる。その意味では、ユング派の心理療法で言われるような、変容のための器としての機能が重要な要素となる。
フラワーエッセンスは薬ではない。薬には薬のできることがあり、フラワーエッセンスにはフラワーエッセンスのできることがあると思う。すべてをカバーできる療法はないのだから、どちらかですべてをまかなおうとするのではなく、補完し合うことが必要なのだと思う。
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