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フラワーエッセンス療法のアーカイブ

「内なる癒し手」が目覚めるための枠組み

ヒーリングやフラワーエッセンス療法のセッションの目的は、

受け手の方の「内なる癒し手」が目覚めるのを手助けすることです。

 

どんな治療も、療法も、この内なる癒し手、

-自然治癒力ともいえるのですが-、が仕事をしてくれないと、

何もできないわけです。

 

そのために、ヒーラーやプラクティショナーは受け手の人と協力して、

受け手の人が向き合おうとするテーマに向き合うことを手助けします。

 

それを行うには安全な器(枠)が必要です。

日常的な人間関係や利害関係を超えた安全な場が必要となります。

それによって初めてヒーラー/プラクティショナーは

クライエントの安全と利益を最優先し、

ヒーラー/プラクティショナーの役割に徹することができます。

 

フラワーエッセンスのプラクティショナーやヒーラーが

この枠組みの役割と、

ヒーラー/プラクティショナーと受け手(クライエント)の関係に起こってくることについて

掘り下げて考えてみることは、大きな意味があると思います。

ということで、次回のスカイプ講座はこのテーマです。

【フラワーエッセンス療法家/ヒーラーのためのスカイプ講座「転移・逆転移」】
(全3回:1月24日(火)、1月31日(火)、2月7日(火)・夜9時~10時)

 

 

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心の領域と因果性、そして理解、共感。

最近、「エネルギー療法と自然科学」ということを、気がついたら考えていることが多いです。考えようとしているというより、気がつくと考えているという感じです。

世界は因果律だけで成り立っていない、というのはみんな思っていることなんですかね?

でも自然科学がこれほど絶対視される背景には、世界は因果的に説明できるはずっていうことがあるのかなあ?

因果的思考と文化というのはものすごく関係していると思います。欧米の第3チャクラ優位文化は因果的思考になるのは自然といえば自然ですね。

別の言い方をすると、「意識」が関係していると思います。無意識をも含めた領域では因果的思考は成り立たなくなります。

心の領域と因果性について、河合隼雄先生は、「心の問題に因果なんてない」けれども、その人の中から出てきた「因果の筋道にコミットする」ことは意味があるということを「臨床とことば」(鷲田清一氏との対談)の中で述べられています。しかし、外側から見た因果的思考を絶対視して他人に適用してはいけないと。

僕に言わせると、ユングもフロイトも全部そうですけど、それは自分が自分のことを内的に考えていって、内的に考えたことを言うときには、因果の筋道を使っていいんです。私のこういう生き方が息子にこう影響を与えている、だからこうしましょう。しかしそれを他人に適用することはできない。他人に適用できるのは物理学とかですね。これは普遍性があるから。ところが深層心理学は、本人が自分の内界を感じるものとしてやるわけだから、非常に参考にはなるけど、他人に適用すべきものではない、というところがあるんです。なのにそういう因果律を使う。それはおかしい。そんなの心の問題で、因果ないんて考えられないんだと。

心の領域に因果なんてないんだと。しかし、便宜的に因果的な筋道を使うことには意味があると。

ところがその次が大事です。私のところに来た人が、やっぱり自分の生き方が原因で息子が、と言う。ちゃんとその人はその考え方で変わるわけですね。有効なんですよ。因果的思考は。つまり厳密に言えば因果的でないかもしれないけど、思考の筋道を表現するときに、人間と言うのは因果思考がすごく好きなの。特に現代人は。因果的に説明したら、一番その人がふうんと思う。周りの人も。因果的筋道というところに、皆がコミットできる。ところが「私の生き方は、原因ではありません。少しは関係していますが」なんて言っても、誰もコミットしないんです。コミットメントの筋道としての因果性というのは、意味がある。それを便宜的になしえただけでね。だからわれわれ心理療法家は、便宜的因果性に賭ける力を持っているんだと。ただし、それを絶対的真実とは思っていない。それを絶対的真実だと思う人というのはどういう人かというと、たとえば、こういう事件が起こった。原因は母親だ。母親を追及しようとするでしょう。私は絶対コメントしないですね。何が原因かわかりませんから。だからそれを絶対的真実として次の行動を起こさない。けれども、便宜的因果性に賭ける力を持っているのが、臨床心理学者の、あるいはサイコセラピストの役割だというのを、最近書いたんですけどね。

人の心の領域にかかわる仕事をしている人なら誰でも、陥りやすいところではないでしょうか。たとえば、無意識に自分の因果的思考の枠に人を当てはめてしまってそれが実際に言動に至ってしまうことは。鷲田先生は「分かる、理解する」ということについて次のようにおっしゃっています。

まず、分かる、理解するというのは、感情の一致、意見の一致をみるということではないということ。むしろ同じことに直面しても、ああこのひとはこんなふうに感じるのかというように、自他のあいだの差異を深く、そして微細に思い知らされることだということ。いいかえると、他人の想いにふれて、それを自分の理解の枠におさめようとしないということ。そのことでひとは他者としての他者の存在にはじめて接することになる。(「臨床とことば」河合隼雄/鷲田清一)

共感というのは、その枠が崩れることだということを、神田橋先生はおっしゃっていますね。

真の共感が生まれるのは、「思い入れ・思い込み」が描き出した固定したイメージが、なんらかの契機で崩壊して、思いがけない視界がひらけたときです、治療者の体験としては「眼からうろこが落ちた」であり、クライアントの体験としては「通じた」であり、関係の言葉でいうと「出会い」なのです。だからこそ、共感は精神療法でもっとも重要な現象なのです。(「対話精神療法の初心者への手引き」神田橋條治)

私たちには、心の領域に因果性を持ち込んで、人をその思い込みの枠に入れてしまおうという傾向があるようです。

その枠が崩れたときに、その人自身の中から紡ぎ出される物語こそがかけがえのないものなんですね。

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9月の東京&福岡セッションのお知らせ

今年の夏から秋にかけての動きは、とても興味深いと思います。

自分自身も含めて、多くの人の中で新しい何かの種子が今までにないような形で芽吹き始めている、そう感じています。

それはもちろん、これまでの古いパターンが剥がれ落ちていくことを自分に許すプロセスでもあります。

【東京セッション】

9月04日(土)13時~21時
9月05日(日)10時~19時
9月27日(月)10時~21時 (27日は満席となりました)
9月28日(火)10時~18時

会場 :チャリスウェル
東京都中央区日本橋堀留町1-8-4 人形町484ビル5F

詳細は以下のリンクから
東京セッション

【福岡セッション】

9月10日(金)17時30分~
9月11日(土)10時~17時30分~
9月12日(日)10時~12時

※セッション枠は満席となりました(8/22)

会場 :MOMO
福岡県福岡市中央区薬院2丁目3-10ディアマンテ薬院705号
(地下鉄七隈線、薬院大通駅 1番出口上(1Fローソン))

詳細は以下のリンクから
福岡セッション

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ヤロウとノコギリソウ

ヤロウは日本ではセイヨウノコギリソウと呼ばれています。ノコギリソウの「のこぎり」は切れ込みの深い葉の形に由来するとのことですが、以前からAchillea millefolium の葉は「のこぎり」と言うには、切れ込みが深すぎるなあと思っていました。

しかし、よく考えてみれば、ノコギリソウという名前は元々は日本のものに付けられた名前で、ヤロウ/セイヨウノコギリソウ(Achillea millefolium)はその西洋版ということのはずなので、葉が「のこぎり」でなくても不思議ではないですね。

では、日本のヤロウ(Achillea sibirica/Achillea alpina)を調べてみなければ。

Achillea sibirica は京都府立植物園にあります。
(撮影した日は雨が降っていました)
dsc_00120001

で、葉を見てみると、なるほどこれは「のこぎり」です。とくに花序に近い位置の葉は「のこぎり」という感じですね。
dsc_00190001

因みにヤロウ/セイヨウノコギリソウ(Achillea millefolium)の葉は、
achillea_millefolium_02

この違いに興味が湧いた理由の一つは、日本人が使いやすいフラワーエッセンス、日本人のためのフラワーエッセンス療法のあり方というのがもっと研究されていいなあ、と思っているからです。

フラワーエッセンス療法の理論や方法論についても、ほどんどが海外のものがそのまま使われているのではないでしょうか。日本人の自我の構造は欧米人のそれとは明らかに違うと思うので、その辺を考慮した理論や方法論の研究が課題だと思われます。



 

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転移/逆転移~傷を負った癒し手:おすすめ書籍

最近、「転移/逆転移」のキーワード検索でたどり着く方もいらっしゃるようなので、個人的に参考になった書籍をあげてみました。ただし、個人的な志向が大きく影響していると思いますので、その点ご了承ください。

一口に「転移/逆転移」といっても、使われ方によってそれが指し示すものにはかなりの範囲があると思います。また、心理療法の学派によってそれをどのように扱うかには違いがあります。ここではユング派のものを中心に取り上げました。

以前にも書きましたが、転移/逆転移を知的に理解することと、それと向き合うことは別次元のことだと思います。
「わかった」と思っているときこそ危ないんじゃないかと個人的には思っています。

転移/逆転移を理解することを通して、セッションの空間で起こってくることや、プラクティショナー/クライアントの関係性の意味を理解したり、見立てをしたりすることは必要と思いますが、それはあくまで地図としての役割です。地図は現実に照らし合わせてその都度書き換える必要があります。その地図は、解釈するためではなく意味を見出すために、原因を探すためではなく道を見出すために使いたいです。プラクティショナーが解釈を固定してしまうことはクライアントにとって害にさえなると思います。

◆<心理療法>コレクションⅥ 心理療法入門 河合隼雄(河合俊雄編) 岩波現代文庫
第6章に「心理療法における転移/逆転移」

◆フロイトとユング 小此木啓吾/河合隼雄 レグルス文庫 第三文明社

フロイトの孫弟子ともいえる小此木氏と、ユングの孫弟子ともいえる河合氏。フロイディアンとユンギアンを代表するこの二人の心理療法家による対談。対談が行われたのは1970年代後半ですが、非常に興味深い対談です。第4章「夢を語る」で「抵抗と転移」についても述べられていて、転移についての捉え方や取り扱い方の違いが生きた言葉で語られています。

フ ロイディアンとユンギアンの治療理論の違いはもちろん、その理論や技法が人間としてのフロイト、人間としてのユングとどのようにつながっているか、またそ れらが日本人としての小此木氏、日本人としての河合氏にどのように受け継がれているかを知ることができて非常に興味深い。

以下は転移/逆転移を含め、「傷を負った癒し手(傷を負った者-癒し手)元型」が治療関係にどのようにはたらくかを考察するのに、個人的に非常に参考になった書籍です。かなり気合がいるかもしれませんが(笑)。

転移の心理学 C.G. Jung (原著), 林 道義 (翻訳), 磯上 恵子 (翻訳)


「心理療法の光と影」 ユング心理学選書(2) A. グッゲンビュール-クレイグ(著), 樋口 和彦 (翻訳), 安溪 真一 (翻訳)

ユング派と逆転移―癒し手の傷つきを通して D. セジウィック (著), 鈴木 龍 (翻訳)

ユングとポスト・ユンギアン アンドリュー サミュエルズ (著), 村本 詔司 (翻訳), 村本 邦子 (翻訳)



 

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フラワーエッセンス療法の3つのかたち

メルマガに書いたけど、こちらにも。

今、こんなふうに考えています。

フラワーエッセンス療法の3つのかたち

       「植物観察・・・花との交流」
        /          \
       /            \
      / 内側の自然(人)と    \
     /  外側の自然(花)が響き合う \
    /                  \
   /                    \
「セルフケアとしての         「臨床としての
フラワーエッセンス療法」―――――――フラワーエッセンス療法」

詳しくは、こちらのバックナンバーでどうぞ。

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ワイルドローズのテーマ

先週末のフラワーエッセンス療法学会のイベントを終えて京都に帰ってきた。

学会は設立から1年、2度目の春を迎えた。

植物観察会では在来種のたんぽぽの群生や、スターオブベツレヘムの群生を見ることができた。在来種のたんぽぽのフラワーエッセンスと、FESのダンディライオンを飲み比べてみることもした。

正会員の勉強会ではワイルドローズ(バックのワイルドローズ、FESのカリフォルニアワイルドローズ、ルミニスの日本のノイバラ)について、調査研究、ケース、服用経験などをシェアした。

研究会では、図形や色アーキタイプ、植物の分類、花の形などに注目して、各自のテーマでフラワーエッセンスの組み合わせを作ることを行った。

たんぽぽ

イベントに参加された皆さんのフラワーエッセンスと自然に対する真摯な姿勢に触れさせてもらうたびに、考えることがある。

一つは、わたしたち「日本人にあったフラワーエッセンス療法」ってどんな形だろう? っていうこと。欧米人とは自我の構造や自然観の違う日本人に、もっとしっくりくるフラワーエッセンス療法がありうるのではないかと。

もう一つは「臨床としてのフラワーエッセンス療法」のあり方、ということ。「臨床として」というのは、フラワーエッセンスを難しくしようという意図からではない。フラワーエッセンスを介して人のこころに向き合うことは、それだけの責任を負わなくてはいけない仕事だ。善意だけではできない。

AFETではプラクティショナー認定制度の実施に伴って、認定プラクティショナーの倫理規約をつくったが、倫理規約の作成に携わって改めて身の引き締まる思いがした。

正会員の勉強会で、参加された皆さんのワイルドローズについての発表を聞いていて、このタイミングで学会の勉強会のテーマにワイルドローズが選ばれたことがとても偶然には思えないと感じた。

大地に深く根を張りめぐらせて、五芒星の花を咲かせる自然界のワイルドローズ。(五芒星は、この世界に人間として肉体をもって生きることを象徴的に表す形だ。)現実に根を張り、ハートの核の情熱を現実の中で生きて花開かせようとする、たましいの中のワイルドローズ。

ワイルドローズを選んだのはいったい誰なんだろう(笑)。

のいばら


 

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フラワーエッセンス療法と転移/逆転移

フラワーエッセンス療法が人のこころに向き合う仕事で、クライアントとの関係性が重要な役割を果たす以上、転移/逆転移への取り組みは避けて通れない。

『岩波現代文庫<心理療法>コレクション河合隼雄Ⅵ-心理療法入門』の中に、「心理療法における転移/逆転移」という章がある。転移という現象がどのようにして発見され、その理解や捉え方がどのように変わってきたかについても述べられている。

第6章 心理療法における転移/逆転移
1 転移/逆転移の相互性
・転移の発見
・逆転移の意味
2 転移/逆転移に伴う困難さ
・転移/逆転移の程度
・エロス
・陰性転移
3 転移/逆転移の深さ
転移の強さと深さ
精神病圏のクライアント

ということで、転移/逆転移について知るにはおすすめです。もちろん、これだけで理解できるはずはないけど。

現在あるフラワーエッセンス療法の教育機関の中では、転移/逆転移についてどの程度学んだり、訓練されたりしているんだろうか。今はどうかしらないが、FES(Flower Essence Society)のカリキュラムでも、以前はほとんど触れられてなかったように思う。転移/逆転移はプラクティショナーの倫理ともかかわってくるから、メタフローラのシステムよりこっちが先なんちゃうの?と思う。

セッションを通していつも思い知らされる。「転移/逆転移について知っていること」と、「転移/逆転移に取り組むこと」とは、まったく別次元のことだと。

このテーマは自分が一番学びたいテーマの一つなので、勉強会とかやりたいなあ。

ヤマブキ


 

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フラワーエッセンスの10年後

日本では厚生労働省が統合医療プロジェクトチームを発足させ、補完代替医療の効果や安全性の分析を始めた。

【47 news】「統合医療」推進へチーム設置 効果や安全性を分析
【キャリアブレイン】統合医療のプロジェクトチームが初会合

一方、イギリスでは下院の科学技術委員会が、「プラシーボ以上の効果のないホメオパシーに公的資金を使うのは正当化できない可能性がある」と指摘したという。

BBC:NHS money ‘wasted’ on homeopathy

水瓶座時代への移行期真っただ中の今なのだから、今まで影に隠れていたものが、さまざまな領域で表に浮き上がってくるのは避けられない。この業界も例外じゃない。

前の記事にも書いたように、現在の自然科学の検証方法では補完代替療法のいくつか、少なくともフラワーエッセンスについては正当な評価は得られないだろうと思う。今の時点では、まあこれも仕方ない。

じゃあ、移行期が終わるまで待てば時代が解決してくれるかと言えば、そんなことはない。そのときに水瓶座時代のパラダイムに合う形でフラワーエッセンスとフラワーエッセンス療法が発展していくことができなければ、その本質(エッセンス)は受け渡されないままになるだろう。

あと100年経って移行期が終わるころに、フラワーエッセンス療法が本当の意味で開花し始めるためには、今その根にたっぷり養分が注がれる必要があると思う。100年後となると生きていないので、フラワーエッセンスの10年後、20年後を考えながら、地道にデータを蓄積したり、事例研究をやっていきたいと思っている。

みなさん、フラワーエッセンスの根っこに養分を!!(笑)


新しい知のあり方として「臨床の知」という方向性はとても重要に思います。


 


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フラワーエッセンスとプラシーボ

本屋に行ったら「代替医療のトリック」という本があって、パラパラとページをめくってみると、バッチフラワーレメディの項目には、「プラセボ反応を上回る効果は期待できない」とあった。

作用原理が現在の自然科学のパラダイムとは異なるものなので、その視点からしか見ない人にとっては当然と言えば当然の結論だろう。本のタイトルからして否定的だ。

しかし、フラワーエッセンスを扱う私たちも考えなくちゃいけないことがあると思う。それはどうしたら、現在の自然科学の視点から見る人たちにも、おや、これは何かあるかも・・・と思われるようにアプローチするかとうこと。

プラシーボ効果はフラワーエッセンス療法の中でとても大きな役割を果たしていると思う。(もちろんフラワーエッセンスに限らず多くの療法の中で大きな役割を果たしている。)あるいは転移性の治癒にあたるようなケースもたくさんあると思う。

絶対よくなりますよみたいな暗示は論外だと思うが、信頼関係の中で自然に起こってくるプラシーボ効果や転移性の作用はその利点を肯定的に捉えればいいと思う。しかし、私たちプラクティショナーはそれが起こっているときに、それに気づいているようにしなくちゃいけない。これはフラワーエッセンスの作用よりもプラシーボ作用が大きいようだとか、これは転移性の治癒の可能性が高いなとか。

それに気づく努力をした上で、フラワーエッセンスの効果を示すようなケースを、できるだけ社会の検証に耐えるような形で蓄積していきたい。道のりは長いけど・・・。正統医療か代替療法かではなく、それを受ける人の利益のために協力し補完しあうために。

【次の記事から追加】————————————————————————–

フラワーエッセンスを科学的に検証するのが難しい理由がいくつかある。今思いつくままに挙げると、以下のようなところ。

・まず、フラワーエッセンスは表面に現れた症状に対応するものではないので、あるエッセンスがある症状に対して有効かどうかという設定自体ができな い。(うつ病に対するマスタードの有効性を調べても、明らかな有効性は見られないという結果に終わるのではないかと思う。逆に言えば、フラワーエッセンス療法の中で「このエッセンスでうつ病の人がよくなった」というとき、それを単純に普遍化できない。)

・フラワーエッセンスは、一般の薬剤のように化学的な影響を与えることで、ある状態を別の状態に一様に変化させるものではない。フラワーエッセンスの作用原理は「共振」。共振する側の意識のあり方によって実際の作用は影響を受けるので、この点ではプラシーボと実際の効果を分けることが限りなく難しく なる。

・言い換えると、自然科学の検証方法では薬の効果と薬を服用する人の個性を切り離すことが前提だ。人間の魂(無意識を含む心)にはたらきかけるフラ ワーエッセンスは、服用しているエッセンスのテーマにどのように意識を向けているかということが、エッセンスの作用に影響を与える。

・医療や療法の多くは治す側と治される側が明確に分けられ、「治す」ことに重点が置かれるが、フラワーエッセンス療法にはそうではない面がある。フラワーエッセンス、プラクティショナー、クライアントのそれぞれの関係性が重要な要素になる。その意味では、ユング派の心理療法で言われるような、変容の ための器としての機能が重要な要素となる。


自然科学が切り捨てたものをもう一度真剣に考えてみる必要があると思います。そういう意味での知のあり方として「臨床の知」という方向性はとても重要に思います。「トポスの知」箱庭療法の世界(河合隼雄/中村雄二郎)も。

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